バイクタイヤ

バイクタイヤメーカーでタイプが一緒でも特性は変わる

バイクのタイヤメーカーでスポーツタイヤに分類されているからと言って全メーカーが同じタイヤを販売している、ということは決してありません。日本国内メーカーのタイヤと、イタリア産のメーカーのタイヤでは作りも性能も全く違う物でもあるんです。タイヤメーカーごとの、タイプ別のタイヤの特性を知る事も大事なタイヤ選びのコツになるでしょう。どのような違いが出るのか少しだけ触れることにしましょう。

国内タイヤメーカーと海外タイヤメーカーの違い

タイヤのメーカーと言っても「PIRELLI」「Metzeler」「MICHELIN」「DUNLOP」「BRIDGESTONE」など沢山のメーカがあり、違いは分からないかもしれません。人との口コミなどで聞いても実際に「履かせて乗ってみないことにはわからない」と言えばそれまでですが、感じるのは人それぞれです。バイクの排気量や馬力でも左右されますし、天候や路面状況や温度でも変わります。しかし根本的な開発の目的には違いがあるんです。国内メーカーである「DUNLOP」「BRIDGESTONE」では、四季がありますので、冷間時期のグリップ力を考慮した設計をされています。海外のタイヤメーカーである「PIRELLI」「Metzeler」などは、ライダーのタイヤの管理ができる人向けに設計されており、タイヤの十分な温度管理をしている人には大変魅力的な高性能な走りを実現してくれます。「MICHELIN」はフランスメーカーのタイヤですが、タイヤの型版によって全く違う性能を発揮しているものも多く、同じ「MICHELIN」であっても、違うタイプのタイヤを選べばまた違う感覚を味わえるでしょう。中国産の格安なタイヤも最近ではネットで多く見かけますが、格安な値段分の走りしかできないと考えておいた方が身の為でしょう。

国内タイヤメーカーだからと言って同じものではない

国内のタイヤメーカーでも「DUNLOP」「BRIDGESTONE」ではタイヤの温まり方も違いますし、停車時間によるタイヤの温度変化の早さも違ってきます。走行時間によって寿命の違いや交換時期、グリップ力の低下の体感時期も違ってきます。そこまでの比較を参照するとなると、難しいことですが、実際に一度国内メーカーのタイヤを履かせてみて損をするという事もなく、日本の安定感を象徴するようなタイヤの作りとも感じます。

海外メーカーのタイヤでは

海外メーカーのタイヤは、主にグリップ力に力を入れている感じがします。「PIRELLI」などは皮むき時点でありえないほどのグリップを生みますし、さらにタイヤの中心とした軸を固めに作っているタイヤもありますので、コーナーではグリップを強く、センター部分は寿命を重視としたような、タイヤも数多く販売されています。熱の入りも早い反面、乗り方によっては半年でタイヤ交換…となる事もあります。